べゴニアの育て方
ベゴニアの管理方法の動画
- 2022.05.13
- 10:21
育て方の動画
https://tsulunos.jp/single.cgi?id=2538
- 2022.05.13
- 10:20
ベゴニアのルーツ
ベゴニア(Begonia)シュウカイドウ科ベゴニア属の多年草です。野生種だけでも2000種、交配種にいたっては約15000品種もあります。一言でベゴニアといっても、大変くくりが大きいのです。
では、大きく分けて3つのグループに分かれます。
「リーガース・ベゴニア」は一般的な鉢植えされた鉢花です。
「センパフローレンス・ベゴニア」は花壇で植えられているのを見かけます。
「レックス・ベゴニア」は恐竜の皮膚のような葉の模様が特徴な観葉ベゴニアです。
ベゴニアの名前の由来はヨーロッパと深い歴史があるのです。
ミシェル・ベゴン(Michel Begon1638-1710)
中世のフランス総督ミシェル・ベゴンの名前に由来します。ミシェル・ベゴンはフランス国王ルイ14世と関わりのある人物です。彼は総督時代にルイ14世に植物学者シャルル・プルュミエ(1646-1704)を推薦し、フランス総督ミシェル・ベゴンの名から、「ベゴニア」と命名したのです。
つまり、ベゴニアはフランス国王ルイ14世とフランス総督ミシェル・ベゴンから愛でられた高貴な花で約350年以上の歴史と格式のある植物です。
時代と共にベゴニアの交配は重ねられ、園芸品種がたくさん世にでました。そこで、なぜリーガース・ベゴニアかといいますと由来は旧西ドイツの「オットー・リーガー」が育種し、名前にちなんで「リーガース・ベゴニア」と命名されました。花屋さんだとリーガーと表記されてます。
リーガース・ベゴニアは園芸品種で、可憐に小輪で咲く花から見事な大輪を咲かせる花まであり、色幅も大変豊富です。ベゴニアの特徴は花に季節感がないことです。つまり、お誕生日、お祝事、記念日、母の日、会場の飾り花、ご自宅で。あらゆる花が必要とされるシュチュエーションでベゴニアは対応ができるのです。ベゴニアライフは真夏を除き、1年通してベゴニアを出荷しています(7月下旬~9月上旬はオフシーズン)。
リーガース・ベゴニアは室内管理用の鉢花なので洗練されたインテリアフラワーとして、あなたの生活に彩を提供します。造花では表現しきれない生命の美しさ、愛おしいさをお楽しみください。
あなたの心と生活空間はきっと華やぐことでしょう。
春の育て方のコツ
ベゴニアにとって春は1年の中で最も過ごしやすい環境といえるでしょう。気温の上がる季節なので生育が盛んです。
そこで注意したいのが、春の日差しです。4月~5月は紫外線量が高く、ベゴニアに直射日光が長時間当たると、花の色が抜けたり、葉が焼けてしまいます。室内で管理してください。
管理のコツ
ポイント①直射日光をカーテンのレースで避けて、明るめの場所に置きましょう(下の写真のような場所がベストです)
ポイント②植物は空気の流れを必要とします。窓を開けて、換気をして風通しを良くしてあげましょう。空気が流れると蒸れや病気を防げるので、健全に生育します。
ポイント③気温が上がると、ベゴニアの生育は活発になりますが、花が老け出すこともあります。老けだした花は早めに取り除きます。そうすると次のつぼみが開花しやすいので花が長く楽しめます。
夏の育て方のコツ
夏は外気温が35~40℃になります。ベゴニアも少し夏バテをしてしまいます。花が若干、小さめになってしまいます。夏は開花をさせて楽しむというより、暑さを上手に乗り切る管理をお伝えします。
ポイント①置き場所は夏の昼間の直射日光は避けてくださいね。そして、できる限り涼しい場所に置いて管理しましょう。エアコンの冷房の直風は避けましょう。明るめの日陰がよいです。玄関などが良いです。
ポイント②夏は肥料は与えすぎない。夏の暑さでベゴニアは疲れやすいです。ベゴニアは夏は肥料をあまり必要としません。即効性の液体肥料は扱いが難しいです。ベゴニアライフのベゴニアには土に肥料が入ってますので、肥料は控えめにして夏を乗り切りましょう。
秋の育て方のコツ
秋10月~11月、日中の気温が20℃付近になると、ベゴニアは本来の元気を取り戻します。花が大きくなり、生育が活発になります。食欲の秋ですからベゴニアも肥料を必要とします。
ポイント①春と同じように、直射日光を避けて日当たりが良い、カーテンのレース越しで管理します。
ポイント②夜間でも5℃以上なら保温は必要ありません。秋は肥料の要求が高くなります。基本肥料は必要ありませんが、葉の色が薄い緑であると感じましたら、緩効性の肥料1~2gを土の表面に置いてみましょう。生育が活発になります。
冬の育て方のコツ
冬12~2月ごろ、冬はベゴニアが低温に当たらないように注意しましょう。冬は日差しも弱いので明るめの場所に置きます。
冬の管理のコツをお伝えします。寒い冬を乗り切りましょう。
ポイント①人が集まる暖かい部屋に置きましょう。生育が良くなります。例えばリビングなどがよいです。ただ、気をつけたいのが、エアコン、ヒーターなどの直風が当たる場所は厳禁です。花が黒くなり、1日で傷んでしまいます。
ポイント②夜間の窓辺、玄関は冷え込みます。窓辺でしたら、夜は厚めのカーテンして、冷気に直接当たらないようにします。玄関は開く時に冷気が入りますから、冬は置かないでください。
ポイント③気温が安定している室内中程がよいです。
極端な温度差は植物にとってストレスになりやすいのです。
花言葉は?
ベゴニアの花言葉は「愛の告白」「親切」「幸福な日々」「永遠の栄え」があります。大切な人に花を贈る時、花言葉とシチュエーションはとても大切ですね。これらの花に込められたメッセージをお伝えすれば、ベゴニアの花言葉は受け取った人の心に響くはずです。
ベゴニアのサイズは?
サイズの目安(cm)
Sサイズ(4号鉢):高さ27~30 幅18~21
Mサイズ(4.5号鉢):33~35 幅23~25
Lサイズ(5号鉢)36~40 幅31~36
Sサイズは保育園、幼稚園、小学校などの小さなステージの飾り花で使われます。
Mサイズはご自宅用、窓辺を飾りたい。ちょっとしたプレゼントをしたい方。
Lサイズは一般的にギフトサイズとなります。お誕生日、母の日、お祝い事などの贈答用です。
どこに置いて管理するの?
ベゴニアは半日陰の明るい場所を好みます。室温では16~24℃が最適温度です。ですが最適温度から外れてもすぐに傷んでしまうわけではありません。直射日光の当たる場所では葉焼けをおこします。また、紫外線による色素破壊で、花色が抜けてしまうのです。
つまり、家庭では明るい窓辺のカーテンのレース越しが最適です。春の日差しでも直射日光に当たると葉焼けを起こすので、2月ごろから秋まではレースで遮光しましょう。家の東側か南側に置いて明るめな場所で管理します。冬は窓ガラスから冷気が伝わるのでレースとカーテンをしましょう。室内が3~5℃以下に落ち込む場合は、窓辺は温度が下がりやすいのでベゴニアを部屋の中程に移動させます。
例えば、真冬の玄関にベゴニアを置くと玄関のドアが空いた時、冷気にさらされますね。真冬の玄関は、温度が確保できないので置かないでください。人が集まる日当たりの良いリビングがベストです。
エアコン、ストーブなどの冷暖房の送風が当たる場所には絶対に置かないでください。花が黒ずんで、ボロボロと落ちてしまいます。
私たち人間も1日中、冷暖房の送風に当たり続けると体調をくずしますよね?
植物も一緒なのです。