ベゴニア栽培ストーリー
母の日で贈られるお客さまへ
「お母さん」と一言で言ってもそれぞれの方にそれぞれのお母さんがいらっしゃり、多かれ少なかれ、お母さんとは誰しもが特別な存在であると思います。
私も日々植物を栽培していて「この1鉢がどこかのお母さんの元へ贈られ、どこかのお母さんを喜ばすことになるのだなぁ」と私の使命を実感します。
逆に万一、植物が傷んでしまったり、品質が悪かったりすれば、どこかのお母さんをがっかりさせてしまうかもしれません。そうなると贈った息子さん娘さんまで、がっかりさせてしまうことでしょう。
この私たちが丹精込めて育てたベゴニアには必ず受け取られる「人」がいるのです。
私たちはベゴニアを販売することだけが役割ではありません。受けたられた人と贈った人のコミュニケーションがより豊かになることを目的としています。そしてお客さまに1日でも長く植物を愛でる心を大事にしていただくために植物のお手入れ方法をお伝えしていきます。
私たちは植物の物販業ではなく、人と人とのコミュニケーションを植物を通じて幸せを感じていただくことを役割としています。
以前お客さまから、「お母さんありがとう」のラベルかピックを付けて欲しいというご要望がありました。
私の妻に手書きで「お母さんありがとう」の文字を書いてもらいラベルを作成しました。これでお母さんにより一層お気持ちが伝わると思います。
「お母さんありがとう」または「やっぱり家族が一番」から選べます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
数あるお店の中から、数ある花の中から、私たちを選んでいただけたら嬉しいです。
挿し木
挿し木は、植物の増殖方法です。もともとは本葉が2枚と新葉がついた「挿し穂」と呼ばれる穂を土に挿します。土はピート:赤玉土:バーミュキライト:パーライトを混和させて作ります。ご家庭で土を作るならば、市販の花用培養土に赤玉土を2~3割加えて下さい。周りをビニールトンネルで覆い穂が乾かないようにして、湿度を保っています。この時点で穂がしおれると、枯れてしまいますので特に注意が必要です。光は直射日光は避けて、やや明るめにします。そして、挿してから約1か月で穂が発根します。ここからベゴニアの生命が始まります!
鉢上げ
鉢上げとは、挿し穂を鉢に植え替える作業です。挿し木から1月半後、しっかり発根の状態を確認して鉢上げをします。鉢上げの土は窒素・リン酸・カリの元肥を入れて生育促進し、腐植酸を土に混和させて、健全な土作りをしています。ちなみに1回の鉢上げの数は5000~6000鉢です。
ベゴニアライフは作りたい商品によって、植える本数を変えて生産しています。
例えば
Sサイズ(4寸鉢):1本植えはコンパクトな作り
Mサイズ(4.5寸鉢):2本植え中間サイズな作り
Lサイズ(5寸鉢):3本植えギフトサイズな作り
いかがでしょうか?植える本数が大きくなるにつれて植物がボリュウミーになるのです。
そして、挿し木のポイントは挿す穂の状態が萎れてなく、健全な状態であること、根の長さは3~5㎜がベストです。長すぎると逆に根の活性が落ちてしまいます。
下の画像の矢印の方向を参考にして下さい。植物が外に向かって大きくなるよう穂を植え込む向きに注意します。(植える向きを間違えると株の形が丸くなりません)
ヒトで例えると、子供の段階です。ここから出荷になるまで、Sサイズで約4ヶ月、Mサイズで約4.ヶ月半、Lサイズで5~6ヶ月時間がかかります。植物が育つまでは道のりがながいな~。
生育期
少しずつ花があがってきましたね。ベゴニアは一年中(7月下~9月上旬はオフシーズンとしています)花を咲かせる事ができるので季節を選びません。ここが興味深いところで、同じベゴニアでも春夏秋冬の中で肥料の時期によって要求度合が違います。ベゴニアライフではシーズンに応じて、肥料を調整し適切な肥料管理を実践しています。
開花期
挿し木から約5ヶ月間かけて大きく成長して、花芽をたくさんつけさせ開花します。
寒冷地への出荷について
寒冷地のお客様へ、ベゴニアライフではお客様に安心して商品が届くように防寒対策を実施しています。
緩衝材を包んで出荷します。
根を長時間冷やしてしまうと、植物が生育不良になったり、凍傷を起こす可能性があります。
特に日中の気温が10℃下まわるようでしたら防寒をします。